「JP」カテゴリーアーカイブ
『踊る。秋田』vol.5
石井漠・土方巽記念
国際ダンスフェスティバル『踊る。秋田』Vol.5
2019年9月6日(金)〜9日(日)、11月15日(日)












『踊る。秋田』vol.6
国際ダンスフェスティバル『踊る。秋田』Vol.6
春期特別公演 2021年5月30日(日)

秋田の本公演はコロナ禍によって中止となったため、無観客で映像収録のみを行いました。
●映像収録
2022年1月12日(水)〜同13日(木)
座・高円寺2にて収録
『歯みがき』”dentifrice”
『egg life』
『梅花(メイホワ)』”plum Bossom”
『What’s wrong ?』
『my choice, myh body,』
『F/BRIDGE』
『踊る。秋田』vol.7
国際ダンスフェスティバル『踊る。秋田』Vol.7
2022年11月30日(水)〜12月4日(日)























『踊る。秋田』vol.8
国際ダンスフェスティバル『踊る。秋田』Vol.8
2023年10月27日(金)〜10月29日(日)












ごあいさつ
代表理事ご挨拶

一般社団法人パフォーミングアーツ・ラボラトリー(略称PAL=パル)は、2015年6月に山川三太氏を初代代表理事として設立されました。設立の目的は、この年にスタートする「石井漠・土方巽記念国際ダンスフェスティバル『踊る。秋田』」(以下、『踊る。秋田』)の実質的な運営を担うことでした。
『踊る。秋田』の主催団体は「『踊る。秋田』実行委員会」ですが、実行委に参加しているメンバーは、県や市の文化振興課をはじめ、県内の新聞社、テレビ・ラジオ局、大学、ダンス教室、演劇団体などを代表する方々であり、実質的なフェスティバル運営業務を担うことは出来なかったからです。
そこで当法人は『踊る。秋田』の共催団体として設立されて以来、同フェスの企画立案からカンパニー招聘、制作・運営業務を一手に担って参りました。その間、『踊る。秋田』の事業は年々国際的な評価を得つつ、急速に世界各国のダンスフェスティバルとの繋がりを深めていき、『踊る。秋田』の枠内には収まりきらない事業も加速度的に増えて参りました。
そのため、設立翌年からは早くも独自の主催事業も手がけるようになり、今では秋田市内にアーティストインレジデンス=ArtistinResidence=AIRのための施設として、滞在アーティストの宿舎「AIRHOUSE」、レッスンスタジオ「AIRSTUDIO」、さらにはAIRの成果を発表できる本格的小劇場型アトリエ「アートボックス卸町」も開設し、国際文化交流プログラムの拠点体制を整えるに到りました。
このAIR施設はダンスのみならず演劇や音楽など、文字通りパフォーミングアーツの創造拠点として広く世界に向けて開放されます。石井漠や土方巽を産んだ秋田をパフォーミングアーツの中心として活性化し、世界に開かれた文化の交差点としていくために、これからも一歩ずつ前進していく所存ですので、何卒皆様方のご理解と、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
高堂裕(たかどう ゆたか)
株式会社あくら代表取締役社長、秋田市大町商店街振興組合理事長
芸術監督ご挨拶
私が初代代表理事として(一社)PALを立ち上げてから、今年で足かけ10年になりました。その間、(一社)PALは国際ダンスフェスティバル『踊る。秋田』の共催団体として実質的な企画・運営業務を担うばかりでなく、国内外からアーティストを招聘してアーティストインレジデンスやワークショップを行うなど独自の活動も展開してきました。その活動を通じてアーティストの宿泊施設「AIR HOUSE」、レッスンスタジオ「AIR STIDIO」を開設、そして本年10月には秋田初の本格的小劇場型アトリエ「アートボックス 卸町」が誕生します。 今後は国際ダンスフェスティバル『踊る。秋田』だけではなく、広く舞台芸術全般を活動範囲に定め、秋田を世界の文化交差点としていくべく全力で活動を展開していくこととなります。これを期に私は代表理事を辞し、(一社)PALが手がける舞台芸術全般をマネジメントする「芸術監督」の任に専念することとしました。 生まれ変わった(一社)PAL、そして秋田の新たな舞台芸術の時代をリードしていく(一社)PALの活動に皆様の温かいご支援、そして厳しいご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
『踊る。秋田』芸術監督

1953年、秋田市生まれ。’72年に上京し、演劇センター附属青山杉作記念俳優養成所に入所。’75年卒業と同時に劇団究竟頂(くきょうちょう)<銀色テント>を結成・主宰し、劇作家、演出家、俳優として活動。2015年、『踊る。秋田』実行委員会の依頼により『踊る。秋田』フェスティバル・ディレクターに就任すると同時に、初代代表理事として(一社)PALを創設。
著書に戯曲集『褸骨の指輪』、教養書『文化人類学通になる本』、ノンフィクション『白鳥の湖伝説 小牧正英とバレエの時代』等がある。
『踊る。秋田』vol.1

特別招聘公演イデビアン・クルー『図案』
2014年10月に世田谷パブリックシアターで初演された『図案』は、「空間=劇場の素(す)の状態(空の状況)をいかに遊ぶか」をテーマに、あえて特別な飾り付けをすることなく、空間そのものを楽しみ、人間=ダンサーの動きや照明の微細な変化を、より一層際立たせた意欲作。そこにはストーリーや意味は無用です。井手作品に度々現れる特徴的なムーブメント、印象的なコンポジションを大胆にリミックス。オムニバスドラマを見るような、テンポ良いステージングと斬新なダンスは観客を虜にし、煙に巻くことでしょう。舞踊界のみならず、他ジャンルのアーティストも絶賛した、イデビアン・クルーの原点とも言える本作が、いよいよ秋田に登場です!
[スタッフ・キャスト]
振付・演出:井手茂太
出演:斉藤美音子/菅尾なぎさ/金子あい/中尾留美子/依田朋子/福島彩子/中村達哉/小山達也/松之木天辺/原田悠/井手茂太
イデビアン・クルー/idevian crew
コンテンポラリーダンス界の異才、振付家・井手茂太を中心として1991年に結成。1995年に『イデビアン』で旗揚げ以来、日本国内はもとより、ドイツ、フランス、イギリス、アメリカ、カナダを始めとする海外でも活躍。日常の何気ない一コマや日常に潜むしぐさや視線、人間関係を切り取り、独自の解釈に基づいた音・空間・間(ま)が冴えるユニークな世界観で、日本のコンテンポラリーダンス界の中でもひときわ異彩を放つ存在として注目を集めている。また、異分野のアーティストとのコラボレーションにも積極的に取り組み、2002年『くるみ割り人形』では美術家の椿昇と、2003年『理不尽ベル』ではミュージシャンのASA-CHANG&巡礼と、共同で作品創作を試みている。
イデビアン・クルーHP:http://www.idevian.com/
特別招聘公演大駱駝艦 天賦典式『クレイジー・オラエ』

写真:松田純一
『クレイジー・オラエ』は第29回国民文化祭・あきた2014で大反響を呼んだ大駱駝艦の舞踏仕立ての金粉作品です。初演は2012年10月、パリ日本文化会館開館15周年記念として発表された『クレージー・キャメル』が原作。2013年7月にはモンペリエ・ダンス・フェスティバル(仏)、12月ノルマンディー秋フェスティバル(仏)、本年5月にはポワティエ(仏)で上演され、圧倒的な好評を博した作品の秋田版が『クレイジー・オラエ』。全身に金粉を塗り、動く彫刻のような舞を見せる「金粉ショー」は、もともとキャバレーのショーダンスとしてうまれたものですが、麿赤兒が金粉と白塗りの舞踏を融合させ、みごとな「金粉舞踏」という新たなジャンルを生みだしました。
[スタッフ・キャスト]
振付・演出:麿赤兒
出演:村松卓矢/我妻恵美子/若羽幸平/松田篤史/塩谷智司/奥山ばらば/湯山大一郎/金 能弘/宮本正也/高桑晶子/鉾久奈緒美/藤本 梓/梁 鐘譽/伊藤おらん/齋門由奈
衣裳:堂本教子/舞台監督:田中翼/照明:森 規幸(balance,inc.DESIGN)/音響:及川誠之(SHOW-YA projecT)
制作:山本 良/プロデューサー:新船洋子
大駱駝艦
唐十郎の「特権的肉体論」を具現化する俳優として演劇界に衝撃と大きな影響を与えた麿赤兒が1972年に創設。今年で創立43周年を迎える。その様式を「天賦典式(てんぷてんしき:この世に生まれ入ったことこそ大いなる才能とす)」と名付け、常に忘れ去られた「身振り・手振り」を採集、構築し、すでに60を超える作品を上演。1982年舞踏カンパニーとしては、初のフランス、アメリカ公演を行い、鮮烈なインパクトを与え広く「Butoh」を浸透させる。常に若手舞踏手育成に力を注ぎ、麿赤兒の考え方である「一人一派」を実践。現在吉祥寺を拠点とするスタジオ「壺中天(こちゅうてん)」において所属メンバーによる様々なユニット作品を上演し、壺中天公演と称し国内外で上演し続けている。
大駱駝艦HP:http://www.dairakudakan.com/
全国的に活躍する県出身の舞踊家と県内ダンスカンパニーの公演
『あきた ダンスコレクション』

「あきた全国舞踊祭モダンダンスコンクール」のグランプリ受賞者および、県出身の舞踊家の招聘と全国的に活躍する県内ダンスカンパニーの公演。ダンス王国秋田の存在をアピールします。
[プログラム1]
県内ダンスカンパニーの公演
奥村信子バレエ研究所/川村泉舞踊団/たなはしあゆこバレエスクール
[プログラム2]
「あきた全国舞踊祭」グランプリ受賞者の作品 他
出品者:安達香澄(ampersand[&])/加賀谷香(Dance-SHAN) /川村泉(川村泉舞踊団)/川村真奈(kawamura the 3rd)/ 藤井淳子(柴内啓子現代舞踊研究所)/富士奈津子(金井桃枝舞踊研究所)/米澤麻佑子(黒沢・下田舞踊研究所)
出演者:安達香澄/有明歩/伊藤歩美/伊藤有美/伊藤麻菜実/加賀谷葵/加賀谷香/加藤明志/川村真奈/岸野奈央/田元楓夏/鳴海春花/幅田彩加/富士奈津子/藤井淳子/水島晃太郎/梁田妃美子/米澤麻佑子/渡部悠、他(50音順)
あきた全国舞踊祭 モダンダンスコンクールについて
この舞踊祭は、1982年の秋田県芸術舞踊協会設立と同時に始まったモダンダンスだけのコンクールです。秋田は石井漠、土方巽、大野一雄など、日本を代表する現代舞踊・舞踏の原点とも言える先人のゆかりの地です。その秋田に全国注目の新人舞踊家が集合し、ユニークで自由な舞台を創造することを目的に行われ、毎年12月に開催しており、今年で34回目を迎えます。その間この舞踊祭をステップに多くの舞踊家が羽ばたきました。何人もの新人が文化庁の在外派遣研修員となり海外で勉強するチャンスを得ることができ、国内外で活躍しております。今年は12月12・13日に開催します。